テレビ受信関連機器
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テレビブースターとは?利得や定格出力など規格表に出てくる用語の意味から、ブースター設置に関する注意についてアンテナメーカーが解説します📡
ブースターとは、テレビ信号が弱い場合や、複数のテレビにテレビ信号を送る必要がある場合などに電波を強くする機器です。
特に次のような状況で効果を発揮します。
- 受信電波が弱いとき
- アンテナからテレビまでのケーブルの伝送距離が長いとき
- 複数台のテレビでテレビ信号を分配する時
テレビ信号を増幅する能力を表し、数値が大きいほど増幅能力は高くなります。利得は、分配数やケーブル長などで最適なものを選びます。
注意
大は小を兼ねると思って、性能が良い大きい利得を買ってしまえばいいのでは?!と思いがちですが、残念ながらブースターは異なります。
利得が大きすぎるブースターを使用してしまうと、かえって映像が乱れることがあります。適切なブースターを使用しましょう😊
定格出力レベルとは、ブースターが信号品質を保ったまま増幅できる最大出力レベルのことで、dBμV(デシベルマイクロボルト)で表記されます。定格出力を超えてブースターを使用するとひずみが大きくなり、かえって信号品質が劣化し、テレビ映像が乱れる可能性があるため注意が必要です。
入力レベル範囲とは、ブースターが正常に動作する入力レベルの範囲のことです。ブースターに入力される信号が低すぎたり、高すぎたり、範囲外のレベルで入力されてしまうと、信号が正しく増幅されずに、テレビが映らないことがあります。
雑音指数とは、ブースターの機器自体から発生する、雑音の度合いを表す指数です。数値が低いほど性能が良く、特に受信した電波が弱い場合、雑音指数の低いブースターを使用すると有効です。 定格出力レベル ブースターが信号品質を保ったまま増幅できる最大出力レベルのことです。定格出力を超えてブースターを使用すると、ひずみが大きくなり、信号品質が劣化します。
VSWRとは、Voltage Standing Wave Ratio(電圧定在波比)のことです。機器のインピーダンスの整合の度合いを表す値です。この値が1に近いほど、信号を効率良く伝送できます。
適切な利得の設定
ブースターは、あくまで信号を増幅させる機器です。そのため、ブースターに入力される信号が適切でないと機器が正しく動作しません。ブースターに入力される信号が低すぎたり、高すぎたりすると十分に効果が発揮できないことがあります。
なるべくアンテナの近くに設置
ブースターは、入力されたテレビ信号をそのまま増幅する機器です。そのため、ノイズなどが入った電波が入力された場合、ノイズも一緒に増幅してしまいます。そのため、ブースターは、アンテナからできるだけ近い位置に設置することが重要です。アンテナの直下に設置することで、アンテナから受信したての一番良い信号品質のまま増幅ができます。
テレビ・レコーダー ブースター(卓上ブースター、ビデオ ブースターともいいます)とブースター電源部の買い間違いが増えています。外観や使用場所が似ている場合があります。間違って取付けると動作しませんので、ご購入の前に今一度ご確認をお願いいたします。