テレビ受信関連機器
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直列ユニットとは、アンテナから送られてきた電波を部屋内に取り入れる端子のことです。ここでは、配線の方式に応じた直列ユニットの使い分けを紹介します。
直列ユニットには、「テレビ端子」、「中継用」、「端末用ダミー付」があり、受信システムにより使い分けます。
① テレビ端子
分配器などから直接接続し、送り配線がない場合、テレビ端子を使用します。「中継用」や「端末ダミー付」を使用するとレベルが下がるため、テレビが見られなくなることがあります。
② 中継用(送り配線※用)
送り配線※がある場合、必ず中継用を使用します。「テレビ端子」や「端末ダミー付」を使用すると、次に接続されている端子にテレビ信号を送ることができません。
※ 縦列に直列配線する受信システムです。
③ 端末用ダミー付
送り配線の終端には端末ダミー付を使用します。
端末ダミー付を使用することで、テレビ信号の反射波の影響を軽減できます。
入力端子(IN)と出力端子(OUT)があり、配線の中間に使用します。配線ケーブルが2本接続されています。
送り配線がある場合は必ず中継用を使用します。
※ テレビ端子や端末用ダミー付を使用すると、次に接続されている端子でテレビがみられなくなります。
入力端子(IN)しかなく、配線の終端に使用します。配線ケーブルが1本しか接続されていません。
分配器などから直接接続し、送り配線がない場合はテレビ端子を使用することができます。
※ 中継用や端末用ダミー付を使用するとレベルが落ちるためテレビが映らなくなることがあります。
衛星アンテナや、ブースターに電源を供給する場合など、電流の通過する経路にあわせて、「IN-OUT電流通過型」「電源挿入型」「全端子電流カット型」を使い分ける必要があります。
中継用の直列ユニットで、OUT端子からIN端子へ電流(DC15V、AC30V以下)を通過させる場合に使用します。
直列ユニットの配線には「スター配線」と「送り配線」があります。
分岐・分配して配線するシステムです。 この場合、すべての端末に「テレビ端子」を使用します。
縦列に直列配線する受信システムです。 この場合、中間に「中継用」を、端末に反射波の影響を軽減するため、ダミー抵抗で終端した「端末用ダミー付」を使用します。