最近、セキュリティーカメラの購入を考えていて、カタログを取り寄せたところ「バリフォーカルレンズ」という言葉が目についたの…。何?ここでは「バリフォーカルレンズ」について分かりやすく解説します。

バリフォーカルレンズとは?

バリフォーカルレンズとは、画角、焦点距離の調整ができるレンズです。狭い範囲から広い範囲まで撮影範囲を調整できるので、駐車場などの範囲の広い場所や、ゴミ置き場などの範囲の狭い場所まで、あらゆるシーンに対応できます。

画角と焦点距離とは?

画角 画角とは、カメラで撮影した際、実際に写る範囲を角度で表したものです。
レンズの種類焦点距離によって決まります。焦点距離が長くなると画角は狭くなるため、広角レンズほど画角が広く、望遠レンズほど画角が狭くなります。画角が広いとレンズに写る範囲が広く、画角が狭いと遠い距離まで写真に写すことができます。
焦点距離 焦点距離とは、ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離です。レンズの曲率や素材によって異なります。
一般的にミリメートルで表され、焦点距離の違いによって、被写体をとらえる倍率や撮影範囲の画角が変化します。

バリフォーカルレンズのメリット

  • メリットその① 高画質でズームアップできる💡
  • メリットその② 設置後でも画角を調整できる💡
  • メリットその③ 監視したいポイントが変更になった場合に迅速に対応できる💡
  • メリットその④ カメラの設置場所を変更した場合でもレンズ交換の必要がない💡
  • メリットその⑤ 何種類ものレンズを用意する必要がない💡
  • バリフォーカルレンズには電動手動のタイプがあって、電動タイプはレコーダー経由でズームやフォーカスを調整できます。また、手動タイプはカメラに付いているレンズを手動で調整する必要がありますが、環境変化によりピントが合わなくなることはありません。

どんな場所で使用するのが効果的?

バリフォーカルレンズは、防犯カメラや監視カメラの設置に適しています!

🌟店舗のレジ周りでは、レジ精算での金銭の受け渡しを記録したい場合、手元をはっきりと撮影することで、トラブル対応や従業金によるレジ金の誤り・不正の確認が可能です。
🌟大規模施設の長い廊下など長距離を撮影したい場合は、監視ポイントを変更する必要がある時など、画角、焦点距離の調整が可能なバリフォーカルレンズが適しています。
🌟地下鉄の出入口ホームなど人が集まりやすい場所で、予期せぬトラブルが発生した際、現場の状況を確認する時に、顔認証や画像認証を行う必要がある場合に適しています。
🌟オフィスや店舗などで来訪者を記録する場合、人通りが集中する出入り口では、広角レンズの必要もなく、また、デジタルズームは映像の拡大で、来訪者の顔の特徴や輪郭がボヤけてしまう可能性もあるため、光学ズームのできるバリフォーカルレンズが適しています。

おすすめの記事

他のカテゴリーの記事

マスボウ