IoTソリューション機器
初級
アンテナなどテレビ受信機器を、長年に渡り開発・製造してきたマスプロ電工が、なぜUHF帯RFIDに取組んでいるのか。知りたくありませんか?
UHF帯RFIDの製品の紹介と併せてお教えします。
マスプロ電工が取り組んでいるRFIDは高周波の一種「UHF帯」とうい種類(周波数帯)の電波を使用しています。
実は、マスプロ電工が長年に渡りアンテナなどを開発・製造してきたテレビ放送(地上デジタル放送)も、「UHF帯」の電波を使用してます。
アンテナなどの製品には、電波を受信・伝送する技術以外にも、不要な電波を受信・伝送“しない”という高周波制御技術が必要です。その他にも、長期間に渡り屋外など全国の様々な環境に設置され、絶えず電波をテレビまで届け続ける品質も求められます。
これらのマスプロ電工の技術を活用して、RFID製品は開発・製造をしています。
マスプロ電工は、さまざまな場所で貢献できるように、目的や環境に合わせた豊富なアンテナを開発・製造をしています。
その一部だけですが、紹介いたします。
ゲートアンテナ…【物流・倉庫など】
ゲート外のRFタグを読取らないように、指向性(読取角度)をわずか22°にまで抑えながら、サイドローブ(意図しない方向の読取性能)を抑止したアンテナ設計と、電波吸収する特殊素材を組合わせることで、読取範囲を制御しています。そのため、ゲートの出入口に電波を遮へいする扉などが不要で、通過するときだけ読取りできます。
平面アンテナ…【屋外・出入口など】
長期間に渡り屋外に設置されるテレビアンテナのノウハウを生かし、防じん・防水で、アンテナ面積に対して最大利得(感度)になるように設計しています。高利得のため、リーダライタなど屋内機器へのケーブルを長く配線可能です。
シートアンテナ…【卓上・レジなど】
最薄部わずか1.8mmのアンテナにも関わらず、UHF帯域では難しいとされる近傍界と遠方界の同時読取りを実現してします。
そのため、接触・非接触に関わらず読取りができ、積み上げた製品のRFタグを一括で読取れます。さらに、シート型のため、棚や台の上にも省スペースで目立たず設置可能です。また、読取性能はシート上どの位置でも均一です。
小型アンテナ…【製造ラインなど】
狭いスぺースに設置できるよう、小型化しています。小型アンテナには、RFタグの向き読取性能へ影響しない円偏波と、一定の向きに対して優れた読取性能を発揮する直線偏波の2種類があり、使用環境に合わせ選定できます。
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