今年もあと1か月。そろそろ年末に向けて大掃除を始める時期がきましたね。毎年大掃除で面倒に感じてしまうテレビ裏に溜まったホコリの掃除ですが、一工夫すれば簡単に掃除でき、きれいを維持できます!この記事では、テレビ裏にホコリが溜まってしまう原因、危険性、掃除の仕方をご紹介します✨

テレビ裏にホコリが溜まりやすい原因

テレビ裏にホコリが溜まりやすい原因は、テレビから発生する静電気です。テレビを付けている時は常に静電気が発生しており、この静電気が空気中に舞っているホコリを吸着するため、溜まりやすくなります。
また、溜まったホコリを長い間放置してしまうと、ホコリが固まり、黒ずんだ汚れへと変化します。年末の大掃除で黒ずんだ汚れを落とすのに苦労したことがある方も多いと思います。
テレビ裏は日常生活では視界に入りにくく、普段の掃除でも忘れがちな場所ですが、定期的に掃除をしてホコリを蓄積させないことが望ましいです。

ホコリ蓄積の危険性①トラッキング現象による火災

ホコリが蓄積する危険性の1つ目は、トラッキング現象による火災です。
トラッキング現象とは、コンセントと電源プラグの隙間に溜まったホコリが空気中の湿気を吸着することで、漏電し発火する現象です。

総務省消防庁の消防統計によると、年々電気器具類による火災の発生件数が増加していることがわかります(図1)。
また、電気器具類を出火原因とする火災における、電気器具の種類別火災発生件数のグラフから、スイッチ・プラグ部・差込み部等の「配線器具」が原因で発生した火災が上位を占めていることがわかります。また、電線・ケーブル等の「電気配線」が原因で発生した火災は長年横ばいであることがわかります(図2)。

テレビ裏は、コンセントやテレビ接続ケーブルなど配線器具が多いため、ホコリを放置すると火災の原因となり大変危険です。ホコリが溜まりやすい場所をこまめにチェックし、掃除をしてきれいと安全を保ちましょう。

ホコリ蓄積の危険性②雑菌の繁殖

ホコリが蓄積する危険性の2つ目は、雑菌の繁殖です。
カビなどの雑菌は、汚れを栄養素として繁殖します。ホコリも雑菌にとっての栄養素となるため、ホコリを放置して蓄積させると、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
繁殖した雑菌は、風や人の動きによって空気中を浮遊します。空気中の雑菌を吸い込んでしまうと、アレルギー疾患や鼻炎、肺炎を発症するなど、人体に悪影響を及ぼす危険性があるため、こまめに掃除をしてホコリを蓄積させないようにしましょう。
また、こまめに換気をすることも効果的です。部屋の空気を入れ替えることで、空気中に舞い上がったホコリが溜まりにくい環境をつくりましょう。

テレビ裏の掃除方法をご紹介✨

「テレビ裏は配線器具が多いから掃除が面倒なんじゃない?」と思う方が多いと思いますが、実はたったの3ステップでいつでも簡単に掃除ができてしまいます!

①ホコリを寄せ付ける原因となる静電気の発生を抑えるため、テレビの電源を切り、コンセントを抜く。

②テレビ背面の端子部や配線部分に溜まったホコリを拭き、テレビ接続ケーブルを抜く。

③コンセントやテレビ接続ケーブルを、毛のやわらかい清掃用ブラシやクリーニングクロスで、1本ずつ丁寧に拭く。

 

(テレビ裏ではないですが…)筆者が実際に配線器具が多いモニター裏を掃除してみました✨

たったの3ステップでとってもきれいになりました!「モニター(テレビ)の電源を切る」という一工夫で、掃除中に舞ったホコリの寄せ付けを抑えられたため、とても掃除がしやすかったです!思っていたよりも簡単に掃除ができたので、普段からテレビ裏をこまめにチェックして定期的に掃除をしようと思います✨

テレビの画面についた手垢の落とし方✨

テレビの向きを変えたときや、テレビを移動させたときなどに、画面に触れてしまうことがあると思います。画面に触れた際についた手垢を放置すると、手垢部分にホコリが付着してさらに汚れてしまうことがあります。
テレビ裏の掃除と一緒に、テレビの画面も定期的にお手入れしましょう✨

①テレビの電源を切り、コンセントを抜く。

②毛のやわらかい布やクリーニングクロスで画面を軽く拭き取る。

(②で汚れが落としきれない場合)
③中性洗剤を水で100倍程度に薄め、毛のやわらかい布やクリーニングクロスを浸して固く絞り、画面を拭き取る。
④毛のやわらかい乾いた布で水気を拭き取る。

 

大掃除で役立つ掃除方法✨

もっときれいにしたい!きれいを維持したい!という方必見👀✨
大掃除で役に立つ掃除方法もご紹介します✨

目に見えない雑菌まで落としたい!
 
 
①中性洗剤を水で100倍程度に薄め、雑巾やクリーニングクロスを浸して固く絞り、ケーブル類を1本ずつ丁寧に拭く。

②乾いた布で水気を拭き取る。
 
 
3ステップでは落とし切れなかった頑固な汚れや、目に見えない雑菌まできれいに落としたいときにオススメです。
ホコリを溜まりにくくしたい!
 
 
①水200mlに柔軟剤5mlを入れ、スプレーボトルに移す。

②雑巾やクリーニングクロスに吹きかけて、ケーブル類を1本ずつ丁寧に拭く。
 
 
柔軟剤には静電気防止成分が含まれているため、ホコリを寄せ付けにくくする効果があります。
⚠テレビやテレビ接続ケーブルに直接水を吹きかけると、故障の原因となるため注意してください。

 

筆者が実際に水で薄めた中性洗剤を使って、汚れたケーブルを拭いてみました!違いは一目瞭然です✨
軽く拭き取るだけでどんどん黒ずみが落ちていったので、とても気持ち良かったです✨掃除が楽しく感じました!

テレビ接続ケーブルの状態もチェックしましょう

テレビ接続ケーブルには経年劣化による寿命があり、7~10年が交換の目安と言われています。普段あまり目にしないテレビ接続ケーブルですが、テレビ裏の掃除をしたこのタイミングに、テレビ接続ケーブルの状態も一緒にチェックしましょう。

 □ケーブルの長さが合っていない。

 □ケーブルの被覆に黄ばみや劣化がある。

 □端子部分やケーブルの芯線がサビている。

1つでもチェックが入った場合は、テレビ接続ケーブルの更新をしましょう。
適切な長さのケーブルを使用することで掃除も一気に楽になるので、ぜひ一度見直してみてください✨

◆「テレビの寿命?原因は?テレビの買い替え前にみるページ👀」
◆「テレビ接続ケーブル(アンテナケーブル)ってどう選んだらいいの?」
↑こちらの記事もぜひご覧ください♪

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