最近は大雨が多く、いよいよ梅雨本番ですね。先日、大雨の日にマスプロ電工の本社のテレビにも「E201」と表示される事件が起こりました。ついにうちのテレビ壊れた?!と気になったので、実際に調べてみました☺!

大雨の日に表示された謎の文字たち

マスプロ電工の本社には大きな4Kテレビが設置されています。つい先日、本社のある愛知県では、大雨が降ったのですがその際に、テレビにこんな画面が表示されました。

『E201』『降雨対応放送に切り替わりました』

その時、『E201』も『降雨対応放送』もめったに見かけないけど何?と思ったので、この記事で解説していきます。

E201とは?テレビが壊れた?

E201とは、テレビアンテナが充分な信号を受信できていない時に表示されるエラーコードです。
アンテナの配線が外れてしまっているとき、アンテナの角度が風でズレてしまった場合に表示されることが多いです。
あれあれ、うちは、ちゃんとアンテナのケーブルはついてそうだし、アンテナもズレているようには見えないけど…どうしてかな?。という方、今の天気はどうですか?もしかして雨が降ってませんか?

実は、電波は雨の影響を受けやすく、雨が降ると『降雨減衰』という、電波のレベルの低下が起こってしまいます。普段の雨では全く問題なくテレビは映りますが、台風やゲリラ豪雨のようなバケツをひっくり返したような強い雨が降ると、BS放送の映像や、音声が乱れたり、テレビが映らなくなってしまうことがあります。

降雨対応放送とは?

とはいえ、大雨の時に毎回テレビが映らなくなると嫌ですよね。
そんなときに『降雨対応放送(階層伝送)』が活躍します。

『降雨対応放送(階層伝送)』とは、NHKのBSデジタルにより提供されている放送のことで、大雨などで放送が中断しないように、わざと画質や音質を落としたものを並行して送信しています。
先日、マスプロ本社のテレビに表示された『降雨対応放送』の文字は、テレビが壊れたわけではなく、大雨でも放送を受信するために、『降雨対応放送』に自動で切り替わったことで表示されたものだったんですね。
降雨対応放送は天気が回復すれば元の状態に戻ります💡安心してください、映りますよ!

大雨の後は念のためアンテナの点検をしましょう

屋根の上のアンテナは大雨や、台風などの影響をどうしても受けてしまいます。電波が受信できてさえいれば、テレビは観れてしまうことが多い為、アンテナ周りの異常に気付かないことがあります。大雨や台風の後には一度アンテナ周りの点検をしましょう!

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