IoTソリューション機器
上級
マスプロ電工では取水池や貯水タンクのなどの水位の遠隔監視のできるシステムを岡山県備前市様に納入しました。
岡山県備前市様は、以前より、有害獣のワナが作動したことをお知らせするシステム『ワナの番人』を導入していただいており、低コスト・ランニングコストを抑えて導入できる点を評価していただいていました。
今回、『ワナの番人と同じように、低価格で、導入しやすく、無線で、取水池や貯水タンクの水位を監視できるシステムがないか』と当社にご相談いただき、水位の遠隔監視システムを導入いたしました。
今回、取水池と貯水タンクのそれぞれに水位計を設置しました。LPWA端末は電池で駆動するため、電源工事不要で端末の設置工事のみで対応ができます。
今回導入した『水位監視システム』は、 水位センサーで取得したデータを、LPWA通信端末でクラウドに送信し、MASPRO IoT Cloud Serviceで、水位を遠隔から監視できるシステムです。水位が任意で設定した値から外れるとメールで通知します。
水位の測定は、通信端末に投げ込み式(圧力式)の水位計をRS485インターフェースで接続して行います。 端末は、単3形塩化チオニルリチウム電池2本で駆動するため、電源工事が不要です。また、通信データ内に電源電圧情報も送信できるため、遠隔地から電池残量の確認も行えます。
●水位の測定方法について
水位の測定は以下の2種類から選択できます。
・国土交通省の危機管理水位計と同等の20回測定し、16データを平均化する方法
・消費電力を抑え、電池寿命を優先した、5回測定し、3データを平均化する方法
●担当者様の声
水位が任意で設定した値から外れた時に、メールで通知が来るので、すぐに対応ができます。
また、
・端末は電池で駆動するため電源工事が不要な点
・取得した情報を無線で飛ばせるので、有線での測定よりも費用を抑えて導入できた点
・LPWA(Sifgox通信)を使用したため、年間の通信費が格段に抑えられた点
水位計としての役割も充分に果たしつつ、かつ費用を抑えて導入ができたため大変助かりました。島は山に囲まれているので心配でしたが、さすが電波のマスプロさん。わたしたちに合わせた最適なシステムを提案していただけました。
住宅に近く決壊すれば甚大な被害を与える恐れがある「防災重点ため池」は全国で約6.3万箇所あるといわれています。平成30年7月豪雨において、多くのため池の決壊等が発生したことから、農林水産省では、「ため池対策検討チーム」が結成され、緊急時の迅速な避難対策につなげる以下対策を推進しています。
・全ての防災重点ため池で、ため池マップ、緊急連絡網、浸水想定区域図を整備。
・決壊した場合の影響度の大きいものから、ハザードマップ作成を推進。
・ため池データベースを充実し、ため池防災支援システムで関係機関
(国、都道府県、市町村、ため池管理者)が情報を共有。
・ため池の状況を速やかに把握するための水位計、監視カメラ等の管理施設の整備
マスプロ電工では、費用を抑えて導入できるLPWA通信端末と水位センサーを組み合わせた『ため池水位監視システム』もご提案しています。
まずは、ご相談ください。