低コストで導入・運用可能!水位監視システム

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低コストで導入・運用可能!水位監視システム

マスプロ電工では取水池や貯水タンクのなどの水位の遠隔監視のできるシステムを岡山県備前市様に納入しました。

導入の背景

周囲28kmの岡山県最大の島である鹿久居島は、野生の鹿が生息する島として知られ、自然豊かな島です。島内には古代遺跡があり、その当時のくらしを体験できる施設「古代体験の郷まほろば」では、竪穴式住居での古代体験や、宿泊もでき、キャンプ場もあります。
鹿久居島の位置する瀬戸内海は年間を通して晴天の日が多いため、キャンプ地として非常に喜ばれる場所ではあるものの、年間降水量が少ない為に水不足に悩まされる日もありました。上水道設備の整っていない、まほろばでは、飲料水は島の取水池からの簡易水道で賄っており、取水池の水位が下がると、水不足解消のために給水車を出動させて対応していました。これまでも、取水池に設置した装置によって水位を遠隔で監視されてきましたが、機器の老朽化が進んだことで、ICT化が進む今、低コストで設置、運用ができるシステムの更新が検討されていました。
鹿久居島

低コスト・扱いやすさが決め手

岡山県備前市様は、以前より、有害獣のワナが作動したことをお知らせするシステム『ワナの番人』を導入していただいており、低コスト・ランニングコストを抑えて導入できる点を評価していただいていました。
今回、『ワナの番人と同じように、低価格で、導入しやすく、無線で、取水池や貯水タンクの水位を監視できるシステムがないか』と当社にご相談いただき、水位の遠隔監視システムを導入いたしました。

機器の設置について

今回、取水池と貯水タンクのそれぞれに水位計を設置しました。LPWA端末は電池で駆動するため、電源工事不要で端末の設置工事のみで対応ができます。

●取水池

通信端末
水位センサーを取水池へ設置
取水池全体

●貯水タンク

通信端末

水位センサーを貯水タンクへ設置
貯水タンク全体

システム概要

今回導入した『水位監視システム』は、 水位センサーで取得したデータを、LPWA通信端末でクラウドに送信し、MASPRO IoT Cloud Serviceで、水位を遠隔から監視できるシステムです。水位が任意で設定した値から外れるとメールで通知します。

他の通信方式(ELTRESTMLoRaWAN)にも対応可能です。ご相談下さい。

水位の測定は、通信端末に投げ込み式(圧力式)の水位計をRS485インターフェースで接続して行います。 端末は、単3形塩化チオニルリチウム電池2本で駆動するため、電源工事が不要です。また、通信データ内に電源電圧情報も送信できるため、遠隔地から電池残量の確認も行えます。

 

●水位の測定方法について
水位の測定は以下の2種類から選択できます。
・国土交通省の危機管理水位計と同等の20回測定し、16データを平均化する方法
・消費電力を抑え、電池寿命を優先した、5回測定し、3データを平均化する方法

水位が低下した時にすぐに対応できる

●担当者様の声
水位が任意で設定した値から外れた時に、メールで通知が来るので、すぐに対応ができます。

また、

・端末は電池で駆動するため電源工事が不要な点
・取得した情報を無線で飛ばせるので、有線での測定よりも費用を抑えて導入できた点
・LPWA(Sifgox通信)を使用したため、年間の通信費が格段に抑えられた

水位計としての役割も充分に果たしつつ、かつ費用を抑えて導入ができたため大変助かりました。島は山に囲まれているので心配でしたが、さすが電波のマスプロさん。わたしたちに合わせた最適なシステムを提案していただけました。

ため池の水位監視にも使える

住宅に近く決壊すれば甚大な被害を与える恐れがある「防災重点ため池」は全国で約6.3万箇所あるといわれています。平成30年7月豪雨において、多くのため池の決壊等が発生したことから、農林水産省では、「ため池対策検討チーム」が結成され、緊急時の迅速な避難対策につなげる以下対策を推進しています。

・全ての防災重点ため池で、ため池マップ、緊急連絡網、浸水想定区域図を整備。
・決壊した場合の影響度の大きいものから、ハザードマップ作成を推進。
・ため池データベースを充実し、ため池防災支援システムで関係機関
(国、都道府県、市町村、ため池管理者)が情報を共有。
・ため池の状況を速やかに把握するための水位計、監視カメラ等の管理施設の整備

マスプロ電工では、費用を抑えて導入できるLPWA通信端末と水位センサーを組み合わせた『ため池水位監視システム』もご提案しています。
まずは、ご相談ください。

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