美術品の展示ケースや館内の温湿度管理に!

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美術品の展示ケースや館内の温湿度管理に!

マスプロ美術館は、幕末から明治初期の浮世絵や陶磁器などを展示しており、今回導入された温湿度センサー端末は、館内の美術品の展示ケース内と館内の温湿度管理のために使用されています。

温湿度の見える化

美術館の温湿度管理は絵画を良好に保存するために欠かせないものとなっています。マスプロ美術館では、これまでも温湿度管理を簡易的に行なっていましたが、パソコンで一覧を確認したり、異常があった時だけ通知をしたりするシステムなど、より効率的に温湿度管理が行える方法を検討してきました。無線LAN対応の温湿度計も検討しましたが、美術館が鉄筋コンクリート造のため電波が届きにくく、中継用のアクセスポイントの設置・電源工事が必要になるため、コストが非常に高くなるという問題がありました。
今回導入した屋内用温湿度センサー端末(Sigfox通信用)SGTHAは、乾電池で駆動するため電源工事不要です。温度計のように壁に掛けるだけで簡単に温度の測定ができます。
また、別売のデータ閲覧サービスと組合わせて利用することで、いつでもどこでもパソコンやタブレットから測定データを一覧で確認でき、温湿度の見える化を実現しました。

パソコン不要で測定情報を送信

設置場所の温湿度を設定した間隔で測定し、パソコンなどを介さずに管理サーバーへ情報を送信できます。また、パソコンやタブレットなどからいつでも設置場所の温湿度情報を確認できます。

さらに、データ閲覧サービスと組合わせて利用することで、設置した複数のセンサー端末からの情報を一覧表示したり、端末配置をフロアマップ表示することができます。また、設置したセンサー端末の測定値が設定した条件を超えた時に、メールでお知らせできる通知機能も搭載しています。

 

システム紹介動画

導入施設紹介

マスプロ美術館は、幕末から明治初期の浮世絵を約2000枚所蔵しており、常時約600点の浮世絵や、歴史的にも大変貴重とされている青磁輪花茶碗 『鎹(馬蝗絆)』、肥前有田 柿右衛門色絵菊ぼたん鳥文大深鉢などの陶磁器を展示しています。また、実際にRFIDやLPWA、セキュリティー機器などを実際に触って体験ができるショールームもあり、今回紹介した温湿度センサー端末やデータ閲覧サービスもご覧いただけます。

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