IoTソリューション機器
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マスプロ電工のCO2温湿度センサー端末は、MORITO CO2ウォッチャーに採用され、このシステムを愛知県の一宮市にあります住宅型有料老人ホーム 「リアン一宮牛野通」様にて導入され、ホーム内の『密』対策に使用されています。
最近ではインフルエンザが全国各地で流行し感染者数が増えています。また、コロナウィルスの流行もピークを過ぎてはきていますが、収束したわけではなく、現在も感染者が出ているため油断はできません。高齢者はインフルエンザやコロナウイルスに感染すると重症化するリスクが高いため、高齢者施設での感染予防対策はこれからも継続していく必要があります。施設内感染を防ぐため引続き、密閉、密集、密接を避ける『3密』対策は必要不可欠で、温湿度以外にも室内の換気状態をCO2濃度※によって可視化することは有効な対策として注目されています。今回導入されたMORITO CO2 ウォッチャーは、24時間365日CO2濃度と温湿度を測定し、その結果をパソコンや、スマートフォン、電子ディスプレイなどに『密』の見える化ができます。また一定のCO2濃度が適正値を超えるとメールでお知らせしますから、今まで以上により安心できる環境づくりに貢献することができます。
※CO2濃度が高い空間は、人の呼気が残留していることを意味し、換気の悪い密閉空間という判断につながります。
MORITO CO2ウォッチャーのシステム概要は以下のとおりです。マスプロ電工のCO2温湿度センサー端末(SGTHA-CO2)がホーム内のCO2濃度を測定し、LPWA(Sigfox)通信により、クラウドサーバーへ計測データを送信します。測定データは、クラウドサーバーに保存し、測定結果をタブレットやスマートフォン、ホーム内の電子ディスプレイなどで見ることができます。また、換気が充分に行われておらず、CO2濃度がしきい値を超えた場合は、各種端末で表示されている画面の色がグリーンからイエロー、レッドに変わり、音やメールなどで『密』を知らせます。
マスプロ電工のCO2温湿度センサー端末(SGTHA-CO2)は、乾電池で駆動するため電源工事が不要で設置場所を選びません。また低消費電力ですから、約3か月(15分に1回の送信の場合)にわたって使用できます。 電池残量が少なくなった時の案内通知機能もあります。 |
(^^♪ 換気のタイミングを数値で判断することができるため、特に冬場の対策として忙しい介護スタッフの仕事をサポートしてくれています。
(^^♪ 利用者様や介護スタッフなど、一番人が密集するデイサービスルームは、CO2濃度が最も高くなり、こまめな換気が必要な空間だと気づくことができました。