IoTソリューション機器
初級
様々なセンサー、機器をIoT化できるLPWA。この記事ではLPWAとは?活用事例は?について分かりやすく解説します💡✨
LPWAとは、Low Power Wide Areaの略で、920MHz帯の電波を使った無線通信技術です。一度に送信するデータは小さいものの、圧倒的な低消費電力・長距離通信・低コストを実現しており、温湿度や水位情報などの少ない情報を長期間低コストでモニタリングしたいときに最適です。
離れた場所のちょっとした情報を、そこまで労力もお金もかけずに簡単に管理したいと思ったことはありませんか?
例えば、ビニールハウス内の温湿度、冷蔵庫内の温度、町中に設置した防犯カメラがちゃんと動いているか、開いてはいけない扉がちゃんと閉まっているかどうか…などなど。これらは、温湿度、カメラの死活情報、ドアの開閉情報さえ分かれば問題ありません。そのわずかな情報を取得するために、システムを新たに開発したり、ネットワーク環境を構築するには費用も、手間もかかります。
LPWAは、低コスト・長距離での無線通信ができるため、このようなわずかな情報を取得するのにとても役立つ技術です。LPWAはIoTのための無線ネットワークとして注目されています。
マスプロ電工では、センサー搭載端末と、通信端末の2種類のLPWA端末をラインナップしています。
- 温湿度センサー端末
- CO2温湿度センサー端末
- 加速度センサー端末
- 接点入力
- 熱電対
※そのほかセンサーに対応した通信端末もラインナップしています。
LPWA通信端末を使用すれば、既存の機器をそのままIoT化することもできます。
●料亭のいけすの水温監視
料亭内の大型のいけすの水温監視を目的に導入。既設の水温アラートとLPWA通信端末を接続。
マスプロ電工が取り組んでいるLPWAは「UHF帯」という種類(周波数)の電波を使用します。マスプロ電工が長年に渡りアンテナなどを開発・製造してきたテレビ放送(地上デジタル放送)も同じ「UHF帯」の電波を使用しており、この分野のプロフェッショナルです。長年培った高周波技術をいかし、LPWA製品の機器開発を行なっています。