電機機械室空調設備の異常を遠隔監視!

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電機機械室空調設備の異常を遠隔監視!

マスプロ電工は施設管理会社様へ電機機械室の空調設備の監視を目的にLPWA通信端末を導入しました。空調設備の制御盤内の異常信号と電機機械室の室温をそれぞれセンサーで取得し、LPWA通信端末でデータ送信することで、365日、いつでもどこからでも空調設備の稼働状況を確認することができます。

導入の背景

マスプロ電工は施設管理会社様へLPWA通信端末を導入しました。
電機機械室には、施設の電気系統や、施設内の重要な機器がすべて集約されており、機械室の空調設備に異常が発生し、止まってしまうと、熱により機器の故障を招いてしまうため、毎日、定期時間に人が巡回し目視で空調設備が正常に稼働しているか確認を行っていました。
今回、空調設備の稼働状況を遠隔監視することを目的にLPWA通信端末が導入されました。空調設備の制御盤内の異常信号と電機機械室の室温をそれぞれセンサーで取得し、LPWA通信端末でデータ送信することで、365日、いつでもどこからでも空調設備の稼働状況を確認することができます。

人が巡回し空調設備の確認を行っていた。

既設の空調設備に設置が行える点も導入の決め手

マスプロ電工のLPWA通信端末は、センサーで取得した情報をLPWA通信で送信します。そのため、センサーとLPWA通信端末を組み合わせることによって、10年前から設置されているような、既設の機器でもIoT化することが可能になります。

今回は、既設の空調設備の制御盤内にある「異常接点信号」「漏電接点信号」を有線で通信端末へ接続することで、接点の情報をLPWA通信端末が自動で送信し、遠隔から空調設備の状態を確認することができます。

またそれ以外にも、LPWA通信端末の

遠隔からリアルタイムで空調設備の状態を確認できる
無人で、自動で確認できるため、有人での巡回頻度が減らせる
異常があった際に担当者へメール通知が来るようになっている点
・機器で監視するためヒューマンエラーによる確認漏れ、見落としがない
・LPWA(Sigfox通信)で通信費が年間数千円で運用ができる

これらが導入の決め手となりました。

バックアップ用の電源が取れるのも魅力的

マスプロ電工のLPWA通信端末は、電池駆動と外部電源の2つの方法から給電ができます。万が一、外部電源が停止した場合は自動で電池駆動に切り替わり、通信を継続します。
また、外部電源の停電や停電から復帰などで駆動電源が切り替わった際にはメールで通知もできます。

システム概要

今回導入されたシステムの詳細は以下のとおりです。
電機機械室の空調設備の配電盤にあるの制御盤内にある「異常接点信号」「漏電接点信号」を有線で通信端末へ接続することで、接点の情報をLPWA通信端末が自動で送信します。
また、熱電対センサーで電機機械室の室温を自動で計測し、LPWA通信端末が室温の測定情報も自動で送信します。

これらの計測データはLPWA(Sigfox通信)によってクラウドへ送信され、測定結果をパソコンやスマートフォンでいつでも、どこからでも確認ができます。また異常を検知するとメールで担当者へ通知するため、すぐに現場へ駆けつけができます。

導入効果

●施設管理会社様 ご担当者様
マスプロ電工のLPWA通信端末を導入してみていかがでしたか?

電機機械室には、施設内の電気系統や重要な機器が多数あるため、万が一、空調設備に異常が起こり、機器が故障してしまうと、会社としても大きな損害になります。
今回、LPWA端末を導入したことで、異常発生時にリアルタイムで担当者へ通知が来るため、すぐに現場対応が行えるようになった点がとても良かったです。また、これまで人が巡回し、空調設備の点検していたところを、機器を使って自動で計測できるため、定期巡回の頻度が減り、業務の効率化を図ることができました。
また、弊社は同施設内で4GやLTEといった別の通信規格も使用していますが、LPWAは圧倒的に通信費が安いため、コストパフォーマンスが良いなと感じました。
今後は、異常データや機械室内の温度をデータ化し、空調設備のメンテナンスや機器更新時期の見極めにも使用したいと思います。

導入機器について

Sigfox通信用端末
SGCEA3

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