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マスプロ電工は、鹿児島県の食品加工会社様にLPWAを利用した「HACCP温湿度管理システム」を導入していただきました。このシステムは、食品の保管温湿度管理を効率的に行うソリューションです。
令和3年6月1日から、原則として、すべての食品等事業者の皆様にHACCP※に沿った衛生管理が義務化されました。
厚生労働省ホームページより
※ HACCP : Hazard Analysis and Critical Control Pointとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
厚生労働省の「大量調理管理施設衛生管理マニュアル」の中の重要管理事項
【施設設備の管理】では、
● 施設は十分な換気を行い、高温多湿を避けること。調理場は湿度80%以下、温度は25℃以下に保つことが望ましい。【原材料及び調理済み食品の温度管理】では、
●調理後直ちに提供される食品以外の食品は、食中毒菌の増殖を抑制するために、 10℃以下又は65℃以上で管理することが必要である。
加熱調理後、食品を冷却する場合には、食中毒菌の発育至適温度帯(約20℃ ~50℃)の時間を可能な限り短くするため、冷却機を用いたり、清潔な場所で 衛生的な容器に小分けするなどして、30分以内に中心温度を20℃付近(又は 60分以内に中心温度を10℃付近)まで下げるよう工夫すること。 この場合、冷却開始時刻、冷却終了時刻を記録すること。ここでは「温度」と「湿度」の管理が重要視されています。そこでマスプロの「HACCP温湿度管理システム」の出番!
マスプロ電工の「HACCP温湿度管理システム」は、厨房の冷蔵冷凍庫や、食品工場の保管倉庫、店舗内ショーケースなどの内部温度を一元管理できます。 |
HACCPに基づく衛生管理工程の中で、重要管理点(CCP)である温度と湿度を自動的に測定し、取得したデータを低コストでクラウドに蓄積できます。
また、異常時にはメール通知をする設定ができるため、温湿度管理に役立ちます。
その1. センサーが温度と湿度を自動で測定するため、手作業による記録忘れ・記入ミスを防止できます。また、人がいない休日や夜間も自動で測定します。
その2. 測定したデータをまとめて、一覧で確認できます。
その3. センサー端末は電池駆動のため電源工事不要です。
15分に1回の通信で約1年間駆動するため、機器のメンテナンスが軽減できます。
その4. 機器の通信には、低消費電力・長距離通信が特長のLPWAを採用しています。
食品工場などの広域な施設でも安定した通信が実現できます。
その5. 蓄積したデータは、CSV/Excel®/PDF形式で出力でき、データの活用や報告書作成に利用できます。
Excel®は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
鹿児島県の食品加工会社 ご担当者様
マスプロ電工の「HACCP温湿度管理システム」を導入されていかがでしたか?
「HACCP」の義務化により、よりいっそう食品に対する安全性・管理が 厳しくなりましたので、人員を充てて管理しないといけないのかと考えていたところでした。今回マスプロさんの「HACCP温湿度管理システム」を導入したことにより、温湿度を自動で測定、記録ができ、また一覧で確認できるようになりましたので、温湿度の記入に人員を充てることなくすみ、人件費もかけず、作業に集中でき業務の効率を図ることができました。
また、「HACCP」が義務化され食品に対する安全性・管理が 厳しくなり、社外に対してもしっかり管理しているというアピールにもなりました。
LPWAセンサー端末は、電池駆動だったので電源工事が不要で設備投資を避けることができました。LPWAは圧倒的に通信費が安いため、コストパフォーマンスが良いなと実感しています。
食品の保管温湿度管理を効率的に行うソリューションです。
こんな方にオススメ❣ ◆屋外での設置を検討している ◆温度のみ計測できれば良い ◆より安定した通信 |
※本機は湿度の計測はできません!
湿度の計測が必要な方は、屋外用温湿度センサー付き通信端末を推奨しております。別途、弊社通信端末の仕様に合った熱電対センサーのご用意が必要です。