IoTソリューション機器
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マスプロ電工では、新型コロナウイルス感染対策として、常時換気・定期換気を徹底し、CO2温湿度センサー端末で室内の空気環境をモニタリングしています。
新型コロナウイルスの感染防止対策として、密閉、密集、密接を避ける『3密』対策が求められています。多くの人が集まり、空間を共有するオフィスは、『3密』状態になりやすく対策が求められていました。また、各省庁からも空気環境の基準や、ポイントについて示されています。
マスプロ電工では、これまで窓を常時10cm程度開ける常時換気と、1日に4回窓を全開にする定期換気を行い、オフィスが『密閉』にならないよう対策を行なってきました。今回、導入されたCO2温湿度センサー端末は、CO2濃度・温湿度を測定し、その結果をパソコンを使って確認でき、数値がしきい値(1000ppm)を超えると担当者にメールが配信されます。
これにより、今まで以上に換気に対する意識が高まり、職場クラスター対策の強化に繋がりました。
夏場は換気と熱中症対策も求められます。
換気のために、頻繁に窓を開けすぎると、エアコンが効かず、さらにエアコンの温度を下げることで、どうしてもエアコンに負荷がかかってしまいます。
今回、CO2温湿度センサー端末を導入することで、空気環境の状態を可視化できるため、過度な換気を防ぎ、適切なタイミングでより効果的・効率的に換気を行えます。
室内の換気は、新型コロナウイルス対策が求められる以前にも、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(通称:ビル管法、ビル衛生管理法)において、CO2濃度や、温湿度などを一定値以下に保つよう基準で定められています。また、1000ppmから2500ppmの高いCO2濃度が従業員の認知機能に悪影響を及ぼすという、2018年のハーバード大学公衆衛生大学院の研究結果※もあります。
※Harvard TH Chan 2018 Press Release「Carbon dioxide levels on flight deck affect airline pilot performance」(2018.08.08)より
厚生労働省
「建築物環境衛生管理基準」空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準
項目 基準 二酸化炭素の含有率 100万分の1000以下(=1000ppm以下) 温度 (1)17℃以上28℃以下
(2)居室における温度を外気の温度より低くする場合は、その差を著しくしなしないこと。相対湿度 40%以上70%以下 建築物環境衛生管理基準 空気環境の調整(厚生労働省HPより抜粋)
マスプロ電工のCO2温湿度センサー端末は、乾電池で駆動するため電源工事が不要で設置場所を選びません。
端末は、低消費電力のため、約3か月(15分に1回の送信の場合)にわたって使用できます。センサー端末で測定した情報を一覧で確認できるデータ閲覧サービスも提供しています。マスプロ電工ではLPWAの各通信方式に対応した端末を用意しており、お客様に合わせてご提案します。