市内各所のワクチン保管用冷蔵・冷凍庫内温度を一括管理!

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市内各所のワクチン保管用冷蔵・冷凍庫内温度を一括管理!

マスプロ電工は神戸市役所様に、市内各所で接種する新型コロナワクチンの、保管用冷蔵・冷凍庫の内部温度を見える化できる、LPWA(Sigfox)通信端末を利用した『温度の見える化管理システム』を納入しました。

24時間 定期的に温度を測定し 、異常を知らせてくれるシステム

21年早春から、国内で新型コロナウィルスのワクチン接種が始まり、全国の自治体や医療機関などで接種を受けられるようになりました。
神戸市も新型コロナウィルス感染症のまん延防止を図ることを目的に、ファイザー社製とモデルナ社製のワクチン接種を春先から始めています。
これらのワクチンは、その有効性を保持するために冷蔵・冷凍保管が必須で、厳格な温度管理がそれぞれ義務付けられています。万が一、冷蔵・冷凍庫の不具合や、担当職員のヒューマンエラーがあり、管理温度を超過し続けると、そのワクチンは使用できなくなってしまいます。そのため、神戸市では市内各所に点在する冷蔵庫および冷凍庫内の温度を、24時間定期的に自動測定し、庫内の温度が設定値を超えた場合、メール等で知らせてくれる管理システムが求められていました。 

接種会場の風景

機器の設置について

今回、ワクチンを保管する冷蔵・冷凍庫へ、LPWA(Sigfox通信)温湿度センサー端末SGTHAを設置しました。温湿度センサー端末は、電池で駆動するため、電源工事不要で設置ができます。また、磁石を内蔵しているため、冷蔵庫内に簡単に取り付けが行えます。

接種会場
ワクチンの冷蔵・冷凍庫
庫内に設置された温湿度センサー端末

安価な通信費で冷蔵・冷凍庫内の温度を一括管理

今回導入された『温度の見える化管理システム』は、通信費が安価なLPWA(Sigfox)通信の温湿度センサー端末と、マスプロIoTクラウドサービス(SG)を使い、神戸市が市内各所で接種するワクチンの、保管用冷蔵・冷凍庫内の温度を遠隔地から一括管理できます。
遠く離れた庫内温度の測定データを、いつでもどこでもパソコンやスマホで閲覧でき、万が一設定したしきい値の温度を超えた場合、自動で関係者にメール通知される機能があるため、管理温度を外れた場合でも早急な対応がとれます。

メール通知でワクチンの有効性と安全性を保持

今まで担当職員が冷蔵庫および冷凍庫内の温度を随時確認していましたが、この管理システムを導入したことでその負荷が低減されました。各会場の庫内温度が一元で管理できるため、関係者間での情報共有も容易にできます。また、温湿度センサー端末の取付けも簡単で運用も手軽に行えます。
そして何より、あらかじめ設定したしきい温度を超えるとメール通知されるため、有効性と安全性が保持されたワクチンを、市民の皆様に接種することができるようになりました。

製品について

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