IoTソリューション機器
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東邦ガス日進営業所様で開催された『第60回東邦ガスのガス展』にて、RFIDシステムで来場者数のカウントと、LPWA CO2温湿度センサー端末で『密』の見える化を行い、来場者への安心を届けました。
『東邦ガスのガス展』は毎年、東海3県で開催され、会期中は多くのお客様が訪れる非常に人気のイベントです。
しかし、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、Web会場や各営業所にて開催されました。ガス展会場では、マスクの着用、飛沫防止シールドの設置、アルコール消毒、会場内の混雑を防止するため、入場制限を行うなど感染症対策を徹底しました。今回導入されたマスプロ電工のRFIDとLPWAは、これら感染症対策を充分に行なっていることを、実際に数値で示すことで来場者へ安心を届けました。
今回採用されたシステムは、RFIDで来場者数をカウントし、会場内の人数を常にパソコンの画面に表示します。会場内の人数が一定数を超えると画面の色が変わることで注意喚起を行います。また、MORITO CO2ウォッチャーでCO2濃度と温湿度を測定し、会場内の換気状況を入り口の電子ディスプレイや、打ち合わせ場のタブレットでリアルタイムに表示し、『密』の見える化を行いました。
来場者アンケートのバインダー、スタッフ証にRFタグを貼付け、出入口に平面アンテナ、リーダライタなどを設置します。バインダーやスタッフ証のRFタグの出入りをアンテナが読取り、パソコンで来場者数をリアルタイムで表示します。会場内が『密』にならないために、今回は人数の上限を40人に設定し、35名になるとパソコンの画面が黄色に、上限人数40名に到達すると画面が赤色に表示され、会場内の人数を管理できます。また、上限人数などは、カスタマイズ可能で要望に合わせて設定ができます。
MORITO CO2ウォッチャーのシステム概要は以下のとおりです。
マスプロ電工のCO2温湿度センサー端末(SGTHA-CO2)が会場内のCO2濃度を測定し、LPWA(Sigfox通信)により、クラウドサーバーへ計測データを送信します。測定データは、クラウドサーバーに保存し、測定結果をタブレットやスマートフォン、電子ディスプレイなどで確認できます。また、換気が充分に行われておらず、CO2濃度がしきい値を超えた場合は、各種端末で表示されている画面の色がグリーンからイエロー、レッドに変わり、音やメールなどで「密」を知らせます。
愛知県に本社を置く東邦ガス株式会社は、愛知・岐阜・三重の東海三県を中心にガスをはじめとするエネルギーを供給しています。毎年開催される『東邦ガスのガス展』は、ガス機器の提案や抽せん会などを行なっており、会期中は多くの方が訪れる地域の人からも人気のイベントです。