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換気は何分必要?CO2濃度で換気のタイミングが分かるってホント?換気に関するギモンをまとめました💡
コロナ禍で、「空気の質」に対する関心が高まり、換気の重要性が再認識されました。
換気をしないと、室内に二酸化炭素やハウスダスト、ウィルスなどの汚染物質が溜まり、体に様々な悪影響を及ぼします。健康に、元気に、快適に過ごすためには定期的な換気を行うことが大切です。
A:ホントです。
室内の換気は、新型コロナウイルス対策が求められる以前にも、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(通称:ビル管法、ビル衛生管理法)において、CO2濃度や、温湿度などを一定値以下に保つよう基準で定められています。
厚生労働省
「建築物環境衛生管理基準」空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準
項目 基準 二酸化炭素の含有率 100万分の1000以下(=1000ppm以下) 温度
- 17℃以上28℃以下
- 居室における温度を外気の温度より低くする場合は、その差を著しくしなしないこと。
相対湿度 40%以上70%以下 建築物環境衛生管理基準 空気環境の調整(厚生労働省HPより抜粋)
また、1000ppmから2500ppmの高いCO2濃度が従業員の認知機能に悪影響を及ぼすという、2018年のハーバード大学公衆衛生大学院の研究結果※もあります。
※Harvard TH Chan 2018 Press Release「Carbon dioxide levels on flight deck affect airline pilot performance」(2018.08.08)より
厚生労働省によると、換気の頻度は1時間に2回以上、数分程度窓を全開にすることが推奨されています。
とはいえ、人が多くいる部屋では、もっと多くの回数の換気が必要になる可能性もありますよね。そこで、おすすめなのが、CO2濃度の測定です。CO2濃度を測定することで最適な換気を行うことができます。
A:ホントです。
人の呼気にはCO2(二酸化炭素)が含まれています。そのため、CO2濃度が高いということはそれだけ呼気が滞留していることを意味し、換気の悪い「密閉空間」もしくは、「多くの人が密集する場所」という判断になります。
CO2濃度を測定し、濃度が上昇したタイミングで換気を行えば、効率よく換気が行えます。
とはいえ、何分でどれだけCO2濃度が上がるのか、なかなかピンとこないですよね。
広さ:約6.8m×5m(約20畳)の会議室
人数:4名
の環境で打合せを行いました。
打ち合わせが白熱するにつれて、どんどんCO2濃度が上がっていきます…。
※CO2濃度の上昇の仕方は会議室の広さ、周囲の環境によっても異なります。今回の実験はあくまで一例です。
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