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PoE給電?PoC給電?防犯カメラの機能でこんな言葉を聞いたけど、なんのことか分からない。そんなあなたにPoE給電とPoC給電の違いついて簡単に解説します。
PoE・PoCとはどちらも、製品までACコンセントと製品を直接つなぐ以外の方法で、製品まで電力を供給する方法のことを言います。
では、どのような方法で電力を供給するのでしょうか?
それは、情報や映像の通信にも使えるケーブルに電力を一緒に通す、重畳(ちょうじょう)給電をすることで、遠くからでも製品まで給電する方法です。この方法を利用することで、製品の設置場所の電源工事をする必要がありません。
その電力を重畳するケーブルによって、PoEやPoCと名前が変わります。
情報と電力を重畳するケーブル | 給電距離 | |
PoE (Power over Ethernet) |
LANケーブル | 約100m |
PoC (Power over Coaxial) |
同軸ケーブル | 約300m (情報伝送は除く) |
PoEとは、Power over Ethernetの略で、インターネット接続に利用されるLANケーブルを利用して電力を供給できる技術のことです。
一般的にLANケーブルの通信距離が約100mのため、伝送距離も同程度となります。
PoCとは、Power over Coaxial(Coax)の略で、テレビ配線にも使われる同軸ケーブルを利用して電力を供給する技術です。
同軸ケーブルの種類(太さ)によっても変わりますが、一般的にLANケーブルより長距離の伝送が得意です。